エジプト国鉄で観光客が良く乗る路線と言えば、カイロ~アスワン~ハイダムの、ナイル川沿いの路線である。
そこで撮り鉄をしてきた。
ナイル川沿いのVな撮影地に行ってみた
当撮影地のメリットは、家や畑がない区間のため、地元民に絡まれずに撮影できる。エジプトで珍しく安全な撮影地のひとつだ。
ここは旅客の本数が多い。朝8時から14時で13本通った。貨物は来なかった。
- 俯瞰下段
- 俯瞰上段
- 俯瞰すごい上段
- 目線の高さ(午後)
と色々変えられるのも魅力だ。
撮影ポジション1 (高台下段)
ごわあああああああ!
四大文明を育んだナイル川+ ENR RZD客車。
想像の数倍V。
車両
車両はES30ACi という。GE EVOLUTION というシリーズで、旧ソ連向けにはTE33Aとして作られ、カザフスタンやキルギスやアゼルバイジャンやタジキスタンでしばしば見るものだ。
GE EVOLUTION については以前説明したのでそちらを見てください。(新型車を二回も説明したくない。)
唯一の旧型釜カット
1本目と2本目の間に、ヘンシェルの重連が逆線を去って行った!!!!!
これで旧型貨物が来ると希望を持ったのだが結局来なかった。滞在時間中、全く貨物が来なかった。
ナイル川が奇麗
南行き2本目
そこまでライトルームでゴリゴリにやってないのにナイル川って奇麗だ。想像以上に青が深い。
ナイル川は世界一長い河川らしいが全然濁っていない。
肉眼で見ても砂漠の茶色と、ナイルの青が映えて特に目立つように感じた。
この後全く同じGE LEVOLUTION + RZD が来たので省略。
4本目
荷物車っぽいもの付き。ギリギリうしろの岩の影が抜けなかった。
高台(上段)
似たような構図の繰り返しなので、立ち位置を変えて撮影。さらに岩山を上った。
この緑色の客車は、ワタニアスリーピングトレインという寝台列車で
外国人にはカイロ-アスワンを120$もぼったくるというキチガイのような列車だ!!!!!!
筆者はエジプト人に120ドルは絶対呉れてやらないので一生乗ることは無いだろうが、金をエジプトで捨てたい人は是非乗って頂きたい。
奥の岩の影が抜けた!
RZD客車。ナイル川、何回撮ってもVである。
座席特急(VIP)に使われる銀統一の客車!!!!
正直、RZD客車はロシアで撮ればいいし、僕としてはこれがエジプトらしくて大変Vである。
悔しいが認めなければならない。
エジプトはVなのだ。
超上段
もっと上ることが出来るので、移動した。
光線的にも面トップになってきたので、川をメインにしてみた。
もうやめてくだしゃい…. エジプトしゅき
線路際で砂漠っぽく撮影
午後には、光線が西側になるが、地面におりて撮ることもできる。
筆者は4本撮った後、撤退した。
気に入ったのは2枚(EXPとコルゲート)
銀色で統一感がある。
おわかりいただけただろうか
おわかりいただけただろうか。
エジプトでの撮り鉄は楽しい。
Vなのである。
僕がいくらツイッター上でエジプト人への暴言を言ったところで、僕はエジプトに勝てないのだった。
場所
ここ。
行き方は、アスワンからの場合、北の方にあるマルシュターミナルから、50円で行ける。
乗合ハイエースが大量に居るので、コモンブ Kom Onbo 行に乗ればよい。とりあえあず聞いてみよう。
ぜひ来ていただきたい!
残念だった点
車両がGE REVOLUTIONの車両のみが来たことだ。せめてたまには旧型が来るかと思ったら見込みが甘かった。
以下の参考に上げるが2019年に来ていれば全て古いヘンシェルだった可能性がある。
ぶっちゃけナイル川パワーの前にはどうでも良くなってきたが。
参考
EGYPTIAN RAILWAYS AND GOVERNMENT UNVEIL MULTI-MILLION POUND ‘VISION’
28th March 2018
昔の記事だが、内容はこれから新型車を購入するというもの。キャプションの画像には、旧型車が走っている様子がある。現在は回路より南はほぼ新型である。